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Mystery |
●サブマリーナの謎に迫る! |
【 其ノ一 】 |
ファーストモデルのRef.6204はいつ登場したのか? |
年表では1954年からとしたが、書籍・情報誌などでは1953年となっている。1954年となっているものもあったような気もするが本当のところはどうなのだろう。 発表が1953年で実際に市場に出たのが1954年になってからなのだろうか? |
【 其ノ二 】 |
Ref.6204およびRef.6205は本当に600ft(約180m)の防水性能だったのか? |
書籍・情報誌などで紹介されている、当時のパンフレットには明らかに600ft(約180m)防水となっているが、後に登場するRef.6536やRef.5508は同様のケース、風防で330ft(100m)である、実際にはどうなのだろう。 |
【 其ノ三 】 |
1957年のパンフレットにあるRef.6538のイラストは本当に正しいものなのか? また、Ref.6538が本当に最初の660ft(200m)防水モデルなのだろうか? |
ROLEX MASTER NOTE '98(永岡書店刊)に紹介されている、1957年のパンフレットには660ft(200m)防水でクロノメーターとなっているが、そこに使われているイラストがペンシル型の針やベゼル等、Ref.6504に酷似しているのである。 ケースも同様に見えるが、Ref.6504からは60ft(20m)の性能アップになっている。どうやって防水性能を上げたのだろうか、また、Ref.6536がRef.6504とほぼ同じケースにも係わらず330ft(100m)防水なのは何故だろう。 そして、情報誌などで1958年頃に登場とされているRef.6538のニューバージョンが同じ660ft(200m)防水なのにケース、風防が数ミリ厚くなっているのは何故なのだろう・・・。 |
【 其ノ四 】 |
Ref.5512はいつ発表されたのだろう? |
書籍や情報誌では、1959年となっているが、当サイトでは1961年頃からとした。これは、書籍から情報ではなく、詳しい方のお話から1960年代になってからだろうと判断したためである。 |
【 其ノ五 】 |
Ref5512、クロノメータームーブメントの謎? |
James M. Dowling氏の『The Best of Time ROLEX WRISTWATCHES』(以下、R.W.)に紹介されている、1961年のパンフレットにはRef.5512と思われるモデルが紹介されている。Ref.5512と思われるとしたのは、そのパンフレットにRef.5512の文字が見つけられないからである。 紹介されている写真(イラスト?)にはリューズガードがついている。文章を見ていくと、25石のムーブメントでクロノメーターとなっているのである。しかし、写真のダイヤルにはクロノメーターの文字は見られないのである。 これらのことから、以下の疑問が生じてくる。 まず、『VINTEAGE AMERICAN & EUROPEAN WRIST WATCH PRICE GUIDE BOOK 2』(以下、W.W.P.G.2)によれば、その頃、25石のムーブメントでクロノメーターといえばCal.1030ということになる。当時最新の1500系のクロノメータームーブメントは26石なので、少なくとも1000系のムーブメントということになる。 これが正しければ何故1500系ではなく1000系のムーブメントを使用しているのか・・・ということになる。 次に、本当にクロノメーターであれば、何故ダイヤルにクロノメーターの文字がないのだろうか? 情報誌などで“Ref.5512の謎”と称し、「本来クロノメーターであるRef.5512にノンクロノメーターモデルが存在する!」となっているが、ムーブメントを見ただけではクロノメーター試験に合格しているかどうかは判断できないので、ダイヤルにクロノメーターの文字が在るか無いかがその判断の大前提になっていると思われる。 つまり、このパンフレットが正しければ、ダイヤルにクロノメーターの文字が無いクロノメーターモデルが存在することになる。ということは、もしかしたらRef.5512はすべてクロノメーターモデルなのかもしれないということになるのだが・・・。 更に謎は深まるのである。R.W.に1962年のパンフレットも紹介されている。それには、25石のムーブメントまでは同じだが、パンフレットにクロノメーターの文字がなくなっているのである。 結論は次のように推測する。1961年のパンフレットはどこかに誤りがあるのだろう。考えられる誤りは以下の通りである。 1.当時、同モデルにはRef.5508と同様にクロノメーターモデルとノンクロノメーターモデルが存在し、写真にはノンクロノメーターモデルを使用してしまった。 2.Ref.5512は発売当初すべてノンクロノメーターだったが、Ref.6538がクロノメーターであったため、文章はRef.6538のことが書かれていて、写真がRef.5512になっていた。 である。 2番目の誤りは、25石のムーブメントに関しては納得できるが、文章の中にリューズガードのことが書かれているのであてはまらなくなってしまう。 つまり、最初の誤りが正解ではないかと思う。また、パンフレットに誤りがないとすると、ダイヤルにクロノメーターの文字が無いのにクロノメーターモデルが存在することになってしまい話が更にややこしくなり、サブマリーナ物語での推測も根底から覆されてしまうのである。私としてもそれでは困ってしまう。 どちらにしても、25石のムーブメントは謎である。 そして、他のパンフレットなどからみても、精度を強調していたROLEXが何故1962年のパンフレットだけクロノメーターの文字がないのか疑問である。(他にクロノメーター仕様のパンフレットもあったのかもしれないが・・・。) |
【 其ノ六 】 |
Ref.5513に搭載されたムーブメントの謎? |
R.W.に紹介されている、1966年のパンフレットにはRef.5512とRef.5513が紹介されている。 Ref.5512は26石のクロノメータームーブメントで、Ref.5513は17石のノンクロノメータームーブメントとなっている。 Ref.5512は発売当初とは異なり、この時ムーブメントはCal.1570(26石のクロノメーター)に変更されていたのだろう。もしくは、Cal.1560(26石のクロノメーター)のタイプもあったかもしれない。 それでは、Ref.5513(当サイトでは、1965年頃の登場としている)はどうだったのだろうか? Ref.5513といえば、ムーブメントはCal.1520(26石のノンクロノメーター)として知られているが、パンフレットから想像すると、ムーブメントはCal.1530(17石のノンクロノメーター)ということになってしまう。 W.W.P.G.2によれば、この時、既にCal.1520は存在しているはずなのに・・・。 結論は、発売当初、それまでRef.5508で使用していたCal.1530が大量に残っていたためかは解らないが、引き続き使用され、後にCal.1520に変更になったのだろうと思う。 それ以外のムーブメントも搭載されていたことはサブマリーナ物語のとおりである。 |
【 其ノ七 】 |
Ref.16800の防水性能の謎? |
Ref.16800は、発売当初、660ft(200m)防水であったのに、後に1000ft(300m)防水に変更されている。 これはそれほど古い話ではないので、詳しい方はご存知かもしれないが、どこの変更も受けずに1000ft(300m)防水に変更されたのだろうか? |
どなたかご存知の方はご一報下さい。また、私はこう思うという内容でもかまいません。 もし、よろしければ当サイトに掲載させていただきます。 |
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